北欧 その5 | AOIRO Lagniappe

北欧 その5

8/11(金) 2日目 ~美術館へ~


今日参加するツアーには,日本語の添乗員さんが付くと聞いていました。
どんな人なんだろう?と思いながら,それらしき人を集合場所で探していると,金髪の女の子が声をかけてきました。
外国人らしい日本語を話すFinlandのCuteな女の子。(←女の子だと分かったらなんとなく安心感。。)
お互い軽く挨拶をして,ツアー用のタクシーに乗り込みます。


まずはFinlandの東の方にあるARABIA美術館へ。
Finlandに来てまだ間もない私達なので,車の中ではずっと窓の外を見てキョロキョロ。助手席に座った添乗員さんが後部座席の私達に色々話しかけてくれたんだけど,(外の景色に夢中で)あんまり反応良くなかったんじゃないかなぁ。。ゴメンナサイ。


15分~20分くらいして,目的地に到着しました。
ツアー本で嫌って程見た美術館の概観に,思わず感動。(しょうこりもなく撮ったのを載せてみる)


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そしてまずは,楽しみにしていた1階ファクトリーショップを見てまわります。
イッタラのテーブルウェアのB級品(定価の2~3割引)が並び,中には定価の半額くらいで買えるモノもありました。
バイト先で知り合った友達に頼まれていたティーマのC&SやKARTIOのグラス,我が家用のプレート等をごっそりカゴに入れてレジへ(これだけで1時間近くお店にいた!)。

予想はしていたけど,宅急便で送るのが劇的に高かったので,全部袋に入れてもらって二人で持って歩くことに。
さっきマーケットで買ったトナカイのトートバックも活躍したけど,とても入りきらない。。「この後のデザイン美術館は,荷物重くて大変ですね」なんて添乗員さんに心配されてしまった。あはは。


ずっしりと重い荷物をしょったまま,眺めのいいエレベーターに乗ってARABIAの展示ブースへ。
こちらには,古いARABIAの陶器から,こんなものまで作ってたの?というモノまでずらっと並べられていて,小さいながらもステキな美術館です。
一番興味深かったのは,作成図や塗装工程で使われる道具なんかの展示。創作意欲が掻き立てられるような感じがして,面白かったデス。(実際は作らないケド)


さて。一通りARABIA美術館を見た後は,Helsinkiに中心部に戻って,今度はアンティークショップを見て回ります。
一軒目に入ったお店は,古い食器や布,洋服などが所狭しと並んだお店。
古着屋さんちっくな雰囲気をかもし出していて,とても買い物意欲が沸くというか,じっくりと探せば何かが発見できそうな楽しいお店でした。
看板犬らしき犬が,お店の片隅でじーっとしていて,なんだかお店とマッチしている感じ。

お店を一回りして,気になるモノはあったのだけど,「ココならまた来れそう」と踏んでとりあえず何も買わずに次のお店へ。結局2度目はなかったのだけれど。。(この時買っておけばよかった!)

次のお店は,先ほど見たお店とは正反対に,ビンテージモノの食器やガラス製品がブティックのように整然と陳列されているお店でした。
店主さんがとても優しげな女性で,とってもイイ香り。どこの香水だろう?(どんな感想だ)
お店の中央にあるテーブルでハンドメイドっぽいマットが積み重なっていて,「これ,私がマリメッコの布で作ったのよ!」と言っていました。


Finlandの人は,本当に自国愛が強いような気がします。
マリメッコやアラビアといったFinlandで生まれたアートや製品をとても大事にしているし,毎日愛用している。
この日ガイドしてくれた添乗員の女の子は,マリメッコのTシャツにマリメッコのがま口,そしてマリメッコのショルダーバッグを下げてました。そしてそれが信じられないくらい似合っている。
日本で同じように当てはまるモノって何だろう。。と考えてみたけど,私には思いつきませんでした。
それだけFinlandのものが素晴らしいってことなのでしょうか。。いずれにせよ,素晴らしいことだな。。と思いました。


それでは,アンティークショップを見終えたところで(このお店でも何も買わなかった),今日のツアー最後の目的地,デザイン美術館へ向かいます。
デザイン美術館には,カイ・フランクやアルヴァ・アアルト,アンッティ・ヌルメスニエミなど,フィンランドデザイン界巨匠の家具や食器等が展示されている美術館です。


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地下が常設の展示物が並んでいて,1階,2階はその都度,展示内容が変わります。

私達が行った日は2階でアンッティ・ヌルメスニエミの妻,ヴォッコ・エスコリン-ヌルメスニエミの展示会が開催されていました。

説明文は勿論日本語ではないので,詳しい展示内容は理解できないんだけど,巨匠達の足跡みたいなのを見るのって楽しいですよね。


私の場合,家具や照明の展示も興味深いんだけど,掃除機とか,電話といったような日用品を見るのがすごく楽しかったです。
こうやって,かの有名な巨匠達は,Finlandの人たちに親しまれていったんだなぁ。。って思う瞬間でした。


と,ここで。今日のツアーは終了。
ガイドさんと別れた後,ずっしり思い荷物を下ろす為に,一旦ホテルへ戻ることにしました。

時間はまだ15時。次はヘルシンキ中央駅付近のデパート散策です!!